職場で仕事を人に任せる際に知っておくと得するFFS理論とは?

どうも、まさ(@masayan_liberty)です。

皆さんは、職場で人に仕事の任せ方がわからず困った経験をお持ちではないでしょうか?

仕事を相手にお願いする際には、良好な人間関係がある事が大前提になります。

そして、職場で良好な人間関係を構築する為に大切なことの一つは、お互いのタイプを認識することです。

自分と相手が似たタイプなのか、異なるタイプなのかを理解する必要があります。

自分では良いと思った行動が、似たタイプには好ましく感じられる事があるからです。

一方で、異なるタイプの相手には不快に感じられる事があるかと思います。

そこで、今回の投稿では、株式会社ヒューマンロジック研究所がFFS理論(Five Factors and Stress)で提唱している5つの因子のタイプをご紹介したいと思います。

その人の特性を5つの因子をその人が持つ潜在的な強みを客観的に把握する事が出来ます。

ぜひ、今回、紹介する5つの因子の特徴を把握していただして職場で仕事を任せる時の参考にして頂けると幸いです。

それでは、もしよろしければ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

特徴①『凝縮性因子』

自分の中に、強いこだわりや明確な価値観を持っているのが特徴です。

他人には流されずにぶれない一方で、自分の価値観に合わないものは中々受けれない頑固さを持っています。

自分の価値観に照らし合わせて、正しいか正しく無いかで物事を判断します。

日本人には、かなり少ないタイプなので周りから理解されないこともあります。

個性が活かされている状態では、正義感や使命感、責任感が強い印象を与えます。

反対に、個性が活かされていない状況だと、周りを力でねじ伏せようとしてくる傾向があります。

新人にこのタイプがいた場合、上司からすると

『新人が偉そうなことをいうな。』

と言いたくなるかもしれませんが口に出してはいけません。

このタイプは、価値観を否定される事がストレスになるからです。

まずは、部下の価値観を理解をして締めてサポートすることで動機付けを行っていくことをお勧めします。

特徴②『受容性因子』

相手のためを思い、柔軟に相手を受容れるのが特徴です。

このタイプは、日本人に最も多いです。

関係する周囲の人の面倒を見て、その人が喜んだり、その人から感謝されたりすることが嬉しいと感じます。

どんな無理難題も聞こうとするため、周りの要望を全部受けてキャパオーバーになることもあります。

受容性が高い部下を持つ上司は、本人の力量を見極めながら仕事を与える必要があります。

また、部下自身も仕事を断っても人間関係が壊れないことを早いうちに学習するといいと思います。

個性が活かされている状態では、柔軟な対応力で成果に繋げたり、面倒見が良く周りと関わり、気配りしながら動いたりできます。

ただ、個性が活かされていない状態では、お節介で過保護になったり、自虐的、逃避的になる傾向があります。

自分が役に立っている実感が持てなかったり自分の存在意義がわからないとストレスを感じてしまいます。

このタイプの人には、本人の働きに感謝の気持ちを明確に示すことが最大の動機付けに繋がります。

特徴③『弁別性因子』

情報に基づいて、曖昧にせずに白黒はっきりと分けるのが特徴です。

ドライで常にどうすれば合理的なのかを考えて行動します。

無駄なことや意味のないこと、理由のないことを嫌う人が多いです。

例えば、友人から飲み会に誘われても無駄なことだと思えば即座に断ります。

物事を都合よく割り切る事ができる一方で感情があまり介在しないため機械的で冷たく見られることもあります。

物事の判断軸は、相対的に見て適正か適正でないかです。

個性が活かされてる状態では、理性的、現実的で合理的に判断する事ができるので結論を出すのが早いです。

ただ、個性が活かされていない状態では、手っ取り早く処理をするために相手をねじ伏せようとします。

白か黒かをはっきりと分けて、合理性や効率を重視する為、無駄なことや曖昧な状況に対してストレスを感じます。

職場でありがちなのは、保全性の高い上司とのすれ違いです。

なんとなく面白そうだからこれやろうという曖昧な理由では、このタイプの人は動かないです。

このタイプの人を動かすには、明確な根拠や理由を示す事が重要になってきます。

本人に合理性があると、判断すれば実現に向けて最短距離で動く頼もしい部下になります。

特徴④『拡散性因子』

好きなことや興味のあることに対して、すぐに飛び出そうとするのが特徴です。

興味を持ったことや面白いと感じる事なら、周囲を気にせず積極的に取り組めます。

チャレンジ精神旺盛と評価される一方、興味を失うと一気に冷めるため、飽きっぽい一面を持っています。

この特性を持っているため、行動が脈絡なく見えて、周りを振り回すとみなされることもあります。

受容性・保全性タイプの人にとっては、最も手を焼くタイプになりかねます。

だからこそ、部下の特性を知ることが不可欠と言えますね。

個性が活かされている状態では、積極的に活動するのでゼロベースから物事を作り上げる事ができます。

ただ、個性が活かされていない状態では、反抗的になったり破壊的攻撃的になったりします。

また、このタイプは、自分にしかできない面白いことをやりたいと思っている事が多いです。

そのため、やりたい気持ちを押さえたり、行動を制限させたりするとストレスを感じます。

本人のやりたいように自由にやらせるのが一番です。

ただし、新人やスキルが伴っていない場合は、まず基本の型を学ぶ事が先決したほういいです。

無期限に行動が制限されるのをストレスに感じてしまうので期限を区切る事が大切になってきます。

特徴⑤『保全性因子』

身近なところから目標を立てて、工夫や改善をしながら確実に進めて行こうとするのが特徴です。

成功体験をベースに、体系的な知識や経験を得ることで成長する事ができるタイプです。

慎重で安全第一なため、中々行動に移せない一面を持っています。

保全性の高い人は、同じタイプの人であれば安心して接する事ができます。

また、個性が活かされた状態では、周りと協調しながら丁寧に積み上げていく事ができます。

ただ、個性が活かされていない状態では、消極的で周りに妥協したり周りを拒絶しがちになったりします。

先の見えない状況では、ストレスを感じるため彼らに事前に情報を与えないのは危険です。

手順や道筋を示すことで不安要素を取り除いて、さらに一緒に仕事に取り組ませる事をお勧めします。

まとめ

今回の投稿は、いかがだったでしょうか。

今回の投稿では、職場で仕事を任せる際に知っておくといいFFS理論で提唱されているタイプを5つご紹介しました。

ぜひ、今回の内容を知って頂いて自分と相手のタイプを理解した上で仕事を任せる事をお勧めします。

以上です。

最後まで、読んで頂いてありがとうございました!